2014/11/01
最終仕上げの段階で気を付けるべきことは、印刷範囲の設定と印刷用紙の選び方です。
ここでは主に、用紙にデータを印刷する際の注意点についてご説明してまいります。
ここまでできれば、ほぼ完成です。
残すステップは、
(1)パソコンにデータを入力
(2)誤字脱字のチェック
(3)印刷
(4)フレーム(額縁)などの購入
です。
印刷する際には、いくつかの注意点があります。
・フレーム(額縁)の「額」部分が幅のあるものの場合
このようなタイプの額縁の場合には、上下左右の余白に余裕を持たせて印刷しないと、「額」の下に文字が隠れてしまいます。
・印刷しようとする用紙が、和紙の場合
手すきの和紙は、用紙の厚さが均等でなく(=表面に凹凸があり)、プリンターの紙詰まりを起こしたり、インクがきれいに乗らなかったりする問題がでる場合があります。
(詳しくはプリンターの取扱説明書をご覧ください。)
ようやく「我が家の家系図」が完成しましたね(笑)
あとはこれを、玄関や和室、床の間に綺麗に飾り付ければ完成です。
家系図を、お客様をおもてなしする際のアイテムとして、あるいは、ご家族やご親戚の会話のきっかけとして使ってあげれば、きっとご先祖様も喜んでくれることかと思います。
ここまでは、縦方向に伸びていく「縦系図」の作成方法についてご説明申し上げてまいりました。
「家系図」の種類には、この他にも「横系図(家系譜とも呼ばれます)」などもありますが、これはまた、かなり違う作業をしなければなりません。
そしておそらく、作業分量は「額装用家系図」の数倍~10倍程度はあるでしょう。
その理由とは、
(1)謄本類の、おおむねすべての文字を読み、下書き原稿に起こす必要がある
(2)冊子形式になるものは、当然、1枚の用紙には収まらないので、
(A)1ページごとのデータ分量の調節
(B)ページの折り曲げ部分の余白の設定
(C)製本された時に「綴じ込まれてしまう」部分の余白の設定
などを行ってあげる必要がある。
(3)どのような製本の仕上がりにするのかを考える必要がある
などがあるからです。
いずれにしても、「我が家の家系図」を手にした喜び、感動は、実際にそれを手にした人にしか味わえない特別なものだと思います。
ぜひ、「我が家の家系図」を可愛がってあげてください。
お疲れ様でした!
準備編1)家系図作成の概要
準備編5)どんな家系図を作るか考える(デザイン・配色編)
個人作成と業者に依頼した場合の比較
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