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作成編4)紙面上でのバランスを整える

  2014/11/02

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家系図は、単に過去のデータを記録したものではなく、見た目の美しさも重要です。

ここでは、「人物配置のバランス取り」についてご説明してまいります。

バランス取りが難しい?

以下は、家系図作成ソフトを使用する場合には、読み飛ばして頂いてもいいかと思います。

家系図作成の際に一番難しいと感じることの1つが、登場人物を用紙上にきれいに配置する「バランス取り」です。

そもそも、家系図に登場する、それぞれの家の人物構成はみな同じではありません。
ある家では兄弟が5人であったり、ある家では1人っ子であったりするわけです。

同じ段に位置する登場人数の数が、多少の違いはあってもあまり変わらないような場合には、比較的スムーズにデザインが決まるでしょう。

問題は、それが極端に違う場合です。

説明図(系統ごとの偏り)

パソコンにデータを入力する前に、下書きの段階で用紙上のデザインを考えておくと、その後の段階が楽になります。

人物配置の方法とは?

縦系図では、下記の2種類の人物配置の方法が主流です。

(1)人物を、垂直に配置する方法

(2)人物を、右上から左下に向かって斜めに配置する方法

説明図(人物配置の形式)

以下では、(1)の場合のバランス取りについて説明してまいります。

いったん、すべての登場人物を書き出してみる

まずはいったん、すべての登場人物を紙に書き出してみます。

「下書き」の際にこれが終わっている場合には、その「下書き」を利用します。

この際に注意すべき点は、それぞれの登場人物を書き込んだ「横幅」が、同じでないといけません。

つまり、ある人物については「横2cm」の幅で書かれており、またある人物については「横3cm」で書かれていると、そもそも人物を横に並べた時の「横のバランス」が実際のものと異なってしまいます。

なので、登場人物1人1人について、それぞれ同じ「横幅」で書いていく必要があります。

こうして「仮に配置された」人物名を、切ったり貼ったりして、横のバランスを整えていきます。

データは「長方形型」が望ましい

そして、最終的な仕上がりの家系図の形は「長方形型」になっていることが理想です。

<1系統>
縦系図(1系統)

<4系統>
縦系図(4系統)

つまり、普通の用紙は長方形ですから、デザインが完了した時点で家系図が「正方形型」になっていると、用紙の横、または縦の余白がかなり多くなってしまいます。

このため、デザインが完了した時点で、家系図が「長方形型」になっていることが理想です。

ただ、ひとくちに「長方形型」とはいっても、縦方向に何世代の人物が並ぶのか、あるいは、何系統の家系図を作ろうとしているのかによって、縦方向と横方向のバランスは変わってしまいます。

一般論から言えば、1系統の家系図は用紙を縦に使い、2~4系統の家系図は用紙を横に使った方がバランスは取りやすくなるでしょう。

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準備編1)家系図作成の概要
準備編5)どんな家系図を作るか考える(デザイン・配色編)
作成編3)謄本の内容を読み、下書き原稿を作る
作成編5)最終仕上げ

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