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初めて知った自家の歴史(70代男性)

  2016/03/28

こちらのお客様は、ご自身が小さい頃、お父様を亡くされておりました。

その後、他のご兄弟とともに、お母様によって育てられました。

お父様を早くして亡くされたことで、その後、父方の親戚とは行き来がなくなりました。

このお客様自身は関東地方にお住まいの方ですが、「お父様は東北地方の出身である」ということ以外、何もご存じありませんでした。

そしてまたお母様から、「昔、水戸(茨城県)のほうから2本差しのお侍がお婿に来たことがある」という話も聞かされておりましたが、具体的な内容ははっきりしませんでした。

家系図作成に伴う戸籍の調査の末、

・お父様は福島県の出身であり、現在でもお父様の生家の周辺には、ご親戚がお住まいになられていること
・東京に住んでいるお父様のご兄弟やご自身のいとこがいること
・明治初期に、水戸周辺から婿養子を迎えていること

などが分かってきました。

「水戸からお侍がお婿に来た」という伝承が、この明治初期の出来事を指しているのかどうかについては確定的には分かりませんが、(他のお客様の例などから考えて)、私個人的には、こういった「比較的具体的な伝承」は、過去150年程度に起こったことが多いような感想を持っています。

また、「昔、東京の親戚の家に泊まりに行って、子供と遊んだことがある」というお客様の記憶も、「東京に住んでいた父方のいとこ」と遊んだ記憶だった可能性が高まってきました。

このお客様が、その後実際に「自分の生い立ちを探す旅」をされているかどうかは分かりませんが、訪問すべき場所のデータ等は明らかになったのではないかと思います。

*複雑な出来事を簡潔に表現するため、出来事の一部を省略・編集している場合がございます。
*登場する人物名や地名は、架空のものに変更してあります。

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